東条の書斎部屋

政治ブログをふと作ってみたくなりました。試験的にやってみます。

フランス カレー難民キャンプ暴動

はじめに

こんにちは東条です。

あのパリ同時多発テロの記憶もだんだん薄れつつあり、平穏を取り戻しつつあるフランス

そのフランスで、またきな臭い動きがあるそうです。

 

欧州危機

今回はフランスの事件をきっかけに書いていますが、フランスだけでなくヨーロッパ全体に難民が押し寄せてきて、ローマ帝国崩壊の一因となったゲルマン民族大移動を彷彿させますね。

EUという新ローマ帝国も新たな民族大移動によって滅びてしまうのでしょうか。

 

シリア内戦から飛躍的に増加

 

2010年には約300万人以下にとどまっていた難民申請件数はシリア内戦後の2014年には600万人以上と倍以上に増えているのです。*1

 

難民の多くはドイツに逃げ込もうとしており、難民申請の半数をドイツが占めています。

ドイツ自体も難民受け入れを国策にしているので、そうなるのも当然でしょう。

ドイツの次に申請数が多いのはフランスで、その難民の危険性は、パリ同時多発テロでご存知の通りです。 *2

 

難民キャンプで暴動

そこで、今日報道されたニュースがその酷い難民状況を物語っています。

 

*3フランス北部カレーにある難民キャンプ、通称「ジャングル」の解体に伴い10月24日から立ち退きが始まり、難民の一部が抗議し、暴動が発生した

キャンプの衛生環境は劣悪で、治安も悪化していることから「ジャングル」と名付けられ、地元自治体から苦情が出ていたことから、フランス政府は2016年中にキャンプを撤去し、難民認定をした人はフランス国内の別の自治体で受け入れる方針を表明した。

「ジャングル」キャンプの撤去は24日の朝から開始され、そこに暮らす約6500人の難民の大半は、バスで一時収容施設に移送される予定となっている。

キャンプの解体は25日に開始される予定だと、フランス内務省の広報官が述べた。

退去が近づく中、「ジャングル」キャンプで暴動が発生した。22日と23日夜に起きた衝突では、石などが飛び交う中、警官隊が催涙ガスを使用した。

23日、辺りが暗くなるなかキャンプ周辺に警察車両の一団が到着すると、キャンプの住民たちは叫び声や怒りの声をあげた。

 

暴動で火災が起きた写真

 f:id:TojoYamato:20161025114858j:imagef:id:TojoYamato:20161025115125j:image*4

 

 

 みてください。これが難民移民を受け入れた結果です。

 

自分らが助けてもらっている立場だということを完全に忘れているのではないでしょうか。

命を救ってくれたフランス国家治安を悪化させる、暴動を繰り広げる、恩を仇で返すとはこのことですね。

 

しかも何が興味深いかというとですね、シリア内戦から難民が飛躍的に増加したことを鑑みるに、この暴動に参加した人の中の多くがシリアないし、イスラム国による難民なのでしょう。

彼らは強権的なアサド政権やイスラム国には反抗せず、人道主義国であるフランスで政権に対して暴力を働いているのです。何様なんですかね?

 

「本国でやってどうぞ」

 

難民問題解決は無理

以上のことを見ても、難民を大量に受け入れるということは国家として得をするどころか、治安悪化のために国民が危険にさらされ、悪化の原因を養わなければいけないという負担だらけの国家の苦行であることがわかります。

 

それではこの難民問題(ここでいう難民問題は難民が発生することを問題視せず、難民によってもたらされる諸被害のことを指す)を解決することはできるのでしょうか。

 

私が推論するにかなり解決はほぼ無理でしょう。

 

今回の難民増加がシリア内戦を起因とし、ISなどの副産物が原因をとしているものだとすれば、中東地域の平定と安定がなされなければ難民は帰ることはありません。

 

あの混沌とした中東地域を安定にするためには何年かかるかわかりません。そうなると彼ら難民は難民申請先で家族を作りそこで根を張り、二世、三世と世代が渡っていくことによって遂には完全な永住が確立するということになるのです。

 

日本はどうするべきか

 我が国はおそらく中東難民を受け入れることはないとは思いますが、現政権を完全に信頼できないため自信を持ってそうは言えないのが悲しいです。

 

欧州の難民問題を教訓にして、肝に命じておかなければいけない事は

 

難民は一度は入ったら二度と出ていかない

 

ということです。 我々日本人は縄文弥生の混合以降、単一民族国民国家として成立してきました。

他民族国家であるヨーロッパ諸国ですら、この有様ですから我々がうまくいけるとは到底思えません。

 

結局日本は難民とどう向き合えばいいのか。

それは、残酷なようですが受け入れを極力しない事です。

難民の発生そのものを抑制する事はもはや出来ないことを考えると

日本を守る為には難民をのらりくらりと欧米諸国に任せるほかないのです。

 

さいごに

難民問題は発展していくと移民問題になってきます。

帰化条件の緩和ですとか、民主党政権とともに滅びた外国人参政権が息を吹き返す可能性も十分に考えられます。

 

ヨーロッパは移民によってそのアイデンティティを間違いなく失いつつあります。

それはアメリカのWASPもそうです。

日本が日本であり続けられるために日本人を保護する必要があるのです。

 

それでは今日はこれで終わりにします。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

*1:「欧州の難民問題、六つのグラフでわかりやすく解説」『swissinfo.ch』2015年7月22日、<http://www.swissinfo.ch/jpn/politics/増える難民申請希望者_欧州の難民問題-五つのグラフで分かりやすく解説/41560150>、平成28年10月25日閲覧。

*2:同上

*3:「難民キャンプ「ジャングル」 撤去に抗議して暴動発生 フランス・カレー」『THE HUFFINGTON POST』2016/10/25、<http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/24/calais-jungle-camp_n_12629328.html>、平成28年10月25日閲覧。

*4:同上