日本の核戦略
はじめに
こんにちは東条です。
(旬を逃した気がしますが)今日は日本が核兵器禁止条約に反対したことについて書いて行きます。
日本の非核の大雑把な歴史
ご存知の通り、日本は昭和20年8月6日、9日において世界で初めて核攻撃を受けました。
広島にはウラン235を使ったリトルボーイ、長崎にはプルトニウムを使ったファットマンが炸裂し、合計して20万人以上が一瞬にして命を落としたのです。*1
戦後、原子爆弾によって核融合を引き起こす水素爆弾をアメリカが開発。
その広島長崎型原爆の1000倍以上の威力を持つ水爆は冷戦時代各国がこぞって開発を始め、その実験によって多くの無実の民が被害にあいました。
実験による被害は日本人にも及び、第五福竜丸がアメリカの水爆実験によって被爆したことは学校で習った通りです。
日本は反核兵器の象徴…?
さて、上記した歴史的大事件によって(もちろん他にも多くある)日本人は非核三原則を始め、国内外において反核兵器の代表のように扱われるようになったのです。
日本は自国の核武装という国策を放棄してまで世界の非核を目指してわけですね。
しかし、今回の核兵器禁止条約の否決によってその偽善が露わになりました。
国連総会第1委員会(軍縮)は27日、2017年の「核兵器禁止条約」制定交渉開始を定めた決議案を賛成多数で採択した。核兵器を国際的に非合法化する作業が始動し、被爆者の悲願である核廃絶に向けた現実的な取り組みが本格化する。唯一の被爆国でありながら米国の「核の傘」の下にある日本は反対した。*2
鮮やかな手のひら返し!反原子力の勢力はたまげたでしょう笑。
日本が核の有効性を認め、非核の偽善が崩れた瞬間と言えるでしょう。
私はこのニュースを見たとき
「ほら見たことか!!」
と心の中で叫んだものです。
結局、世界平和や非核なんていうのはフィクションだったのです。
さいごに
日本がフィクション、つまり「平和国家」という偽善と欺瞞に満ち溢れたデマを払拭する第一歩を歩んでいるとなるととても感慨深いですね。
未来の日本の姿は「平和国家」などではなく、力強いアジアのリーダーになれる「強国日本」として自立できればいいと切に願っています。
それでは今日はここまでにします。
ありがとうございました。
*1:「「広島原爆
」と「長崎原爆」の違い」『違いがわかる辞典』<http://chigai-allguide.com/広島原爆と長崎原爆/>、平成28年11月1日閲覧。
*2:「核兵器禁止決議を採択 国連総会、日本は反対」『日本経済新聞』2016/10/28、<http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_Y6A021C1000000/>、平成28年11月1日閲覧。