出国税でなく観光税を
はじめに
外国人観光客が日本にやってきて、爆買いなんてワードも流行しましたね。
そして最近、「出国税」なるものを制定することをまとめたと観光庁が発表しました。
今日はそんな出国税の話です。
出入国とは
出国税。
なかなか聞かない名前ですけど、なんとなく意味はわかる気がしますね。
そう、日本から出て行く人に対する税金です。
具体的には記事に書いてあったので引用しましょう。
*1「出国税」がにわかに浮上している。日本人も含め、日本を出国する旅行者らから徴収するもので、観光庁の有識者会議が提言をまとめた。訪日外国人を増やすためのPRや出入国管理の保安強化などに活用され、1人当たり1000円以下、年間400億円程度が確保できる見込みだ。観光目的を明確にするため「観光」を冠した名称も検討されている。
このように、更なる外国人観光客を呼ぶため、治安維持のための財源として出国税を考えてるわけですね。
出国税でなく観光税を
しかし待ってください。
ここには見過ごせない一文があります。
「日本人も含め」
ん?
なぜ我々も出国税を払わなければいけないのでしょう。
もともと、外国人観光客に対してかける税なのに、さらっと日本人も含まれているのは国民を舐めているのでしょうか?
日本人は憲法で移動の自由が認められています。たかだか、千円以下とはいえ海外出張が多いには負担です。
日本人にも徴税するなら、それなりの理由を出さなければ国民は納得できません。
それがない以上、観光財源は外国人観光客から集めるべきです。
出国税よりも外国人のみが対象の観光税制定を求めます。
*1:『産経ニュース』」「「出国税」文化財保護の視点も」、<http://www.sankei.com/economy/news/171118/ecn1711180007-n1.html>、2017/11/19閲覧。